月曜日の株式市場

2023年11月28日

値下がりした株は…

金曜日に値下がりで終値を迎えた株は、月曜日も株価が下がり続ける傾向にあるようです。

そのため、金曜日の終値を見て「値段が下がってる、ラッキー。これは買い」と安易に考えてはいけません。もしこれをやってしまうと、

暴落途中の株を掴まされるハメになる。

例えば1株500円の株があるとして、これが490円だと「安いうちに買っておこう」と考えるのは、ある意味当然のことでしょう。しかしこれがさらに値下がりを続け、最終的な価格が450円くらいの場合、どうでしょうか?当然ですがこの場合、490円で買ってしまいますと「40円の損」となってしまいます。それでも100株ならまだマシなほうで、これを1,000株あるいは10,000株と購入した場合は目も当てられません。

定石を崩すと…

なので月曜日は概ね「見」「展開伺い」というのを原則にしています。とはいえ、やはり値段の下がった株というのは気になるもので、この日の午前中ですと、

日産自動車:604.5円(前日約-12円)
本田技研工業:1585円(前日比約-41円)

ここまで下がっている場合、「あとは上がっていくだけなのでは?」と、つい考えてしまう。ちなみにヤマダホールディングスでこれをやったために結構痛い目にあっているので、やはりこの状況で買うのはためらわれます。

とはいえ、

「もうちょっと安い値段を指定して買えばよいのでは?」

なので、

日産自動車→603円(さらに-1.5円)
本田技研工業→1580円(-さらに-5円)

これくらい下がるというのは考えにくい。結局、終値がここまで下がらずに注文が失効すればそれまでで、逆に下がれば安値で買えたことになるというわけです。

さて、実際に上記の価格で注文をしてみたところ、

…まだまだ下がってく。

前回(ヤマダホールディングス)の反省から、さらなる値下がりを想定しての指値でしたが、実際はそれ以上(以下?)でした。

…予想以上の値下がりです。

やはり基本に忠実であるべし

結局、月曜日に「ちょっと値段が下がった」株を買うのはあまり良い方法ではなさそうです。とはいえ価格は割と変動しており、火曜日以降に値上がりする可能性はあるのかもしれません。

そして前回の反省を活かし、やや遅いタイミング、そして更なる値下がりを想定した買ったことも、損失を「わずかに」抑えたことに繋がったのではないでしょうか。

もっといってしまえば、月曜日に値下がりした株を買うのは午後以降、できれば13:00以降で、終値が見えてきた辺りを狙って買うのがどうやら「正しい買い方」といった感じです。

「一気に値上がり」は今日という日を、評論だけ・・・机上の空論だけして過ごしていては永久にやってこない(はず)。