暴落記

株主株至暴落。
株主の株暴落に至る。

(株主の株は暴落してしまった)

額少資金尽。
額少なく資金尽く。

(手持ちの額はわずかしかなく、資金は底を尽いた)

社畜及毒親言、嗤之自己責任。
社畜及び毒親の言、之を嗤い自己責任とし。

(社畜や毒親は「自己責任だ」とバカにして笑い)

夜見先物先物皆下落、株主乃大驚曰、
夜日経の先物皆下落するを見、株主乃ち大いに驚きて曰はく、

(夜、日経平均先物の価額が下落するのを見て、株主は大変驚き、そして言った)

「漢皆已得売乎。是何売之多也」
「株皆已に売りを得たるか。是れ何ぞ売りの多きや」と。

(「株は既に売り注文が入ったのか、どうしてこんなに売りが多いのか」と)

株主則夜起飲布団。
株主則ち夜起ちて布団に飲す。

(株主は夜、起きて布団の中で酒を飲んだ)

有資産、名金。
資産有り、銘は金。

(株主には資産があった。ブランド名は金という)

常幸従。
常に幸せられて従ふ。

(常に株主の手元にあって大切にされていた)

在仮想、名想通貨。
仮あり、銘は通貨。

(仮想空間にある、ブランド名は通貨という)

常貢之。
常に之に貢ぐ。

(株主は常にこれに(現金を)貢いでいた)

於是株主乃悲歌忼慨、自為詩曰、
是に於いて株主乃ち悲歌忼慨し、自ら詩を為りて曰はく、

(株価の暴落という状況において、株主は悲しげに歌い、自ら詩を語って言った)

「高値兮気蓋世」
「高値を抜き気世を蓋(おほ)ふ」

(株価は最高値を更新し、世の中は値上がりという雰囲気で覆われていた)

「時不利兮値不上」
「時利あらず値上がらず」

(今は利益もなく、株の値も上がらない)

「仮想通貨不上兮可奈何」
「仮想通貨の上げざる奈何すべき」

(仮想通貨も値上がりしないのを一体、どうすべきだろうか)

「金兮金兮奈若何」
「金や金や若を奈何せん」と。

(ああ金、金、おまえを一体どうすればよいのか…)

歌数分、金塊放之。
歌ふこと数分、金塊之に放つ。

(株主が(悲しげに)歌って数分後、金塊は売りに出された)

株主泣数分下。
株主泣き数分下る。

(株主は泣き崩れ、数分の間、下をうつむいたままである)

左右皆泣、莫能仰視。
左右皆泣き、能く仰ぎ視るもの莫し。

(株主の様子を(SNS上で)見ていた者も皆涙を流し、株主の顔をまともに見られる者はいなかった)

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